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エムスリー、医薬品情報データベース関連事業会社を買収

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  • 2016年10月7日

医療情報専門サイト「m3.com」等を運営するエムスリー【2413】は、フランス、ドイツ、スペインの3カ国を中心とした世界各地域で医薬品情報のデータベース関連事業を行うVidal Group(以下「Vidal」)の持株会社である、AXIO Medical Holdings Limited(以下「AXIO」)の発行済全株式を取得し、子会社化すると発表した。なお、取得価額は約116 億円。

エムスリーは、日本において医療従事者専門サイト「m3.com」を運営しており、約25万人の医師会員に対して医学関連情報を配信し、製薬業界を中心にマーケティング支援サービスや治験支援サービス等を提供している。また、日本のみならず米国、英国、中国、韓国、インドなど海外への事業展開を積極的に進めており、全世界で350万人以上の医師会員・調査パネルを有し、そのメディア力を活かした製薬会社向けマーケティング支援サービス、調査サービス、医師転職支援サービス等を展開している。

Vidalは、フランス、ドイツ、スペインの3カ国を中心とした世界各地域において、医薬品情報のデータベース関連事業を行う企業である。1914年にフランスで医薬品情報辞典を創刊して以来、Vidalブランドはフランス語圏の医療従事者の間で非常に高い知名度を有している。また、Vidalは、ドイツではGelbe ListeやMMI Pharmindex等、スペインおよび中南米ではVidal Vademecumという、それぞれの国・地域における医療従事者の知名度が高いブランドを有し、フランスと同様の事業展開をしている。Vidalは、世界の大手製薬企業との緊密な関係を活かして膨大な医薬品情報のデータベースを構築しており、オンライン・モバイル・紙媒体等を通じて、医療従事者に必要な医薬品情報をタイムリーに提供することで、医薬品情報サービスの分野において確たる地位を築いている。また、近年は、膨大に蓄積された医薬品データベースを活かして、クリニック・病院・薬局等に対して臨床判断等に用いる医療情報システムの提供サービスを拡充しており、今後も更なる事業拡大が見込まれている。

エムスリーは、本件買収により、Vidalが有する医療従事者の間での高いブランド力と医師会員基盤、並びに製薬企業との緊密な関係性を活かし、フランス、ドイツ、スペインの3カ国を中心とした世界各地域における事業拡大のプラットフォームとして活用することを考えている。また、エムスリーのITおよびヘルスケア分野における知見ならびにグローバルに様々な事業を展開してきた経験を活かして、Vidalがこれまで手掛けてこなかった新しい事業を立ち上げ拡大していくことも可能であるとしている。

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