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三菱マテリアル、英国Luvata社傘下の銅加工部門を買収 銅加工事業のグローバル展開を加速

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非鉄金属メーカーの三菱マテリアル【5711】は、英国の銅加工事業会社Luvataの傘下で銅加工品の製造及び販売を行うSpecial Products事業部門(以下「Luvata社SP事業部門」)について、株式譲渡契約を締結したと発表した。

三菱マテリアルの金属事業カンパニーは、鉱山、製錬、銅加工、貴金属の4つの分野で事業を展開、川上から川下までの垂直価値連鎖を図っている。その川下事業の一つとなる銅加工分野では、銅合金・材料技術の強みを活かし、「自動車・半導体向け製品の拡大」、「新興国ボリュームゾーン市場への拡販」に努めてきた。

同社はこれまで主として日本国内および東南アジア地域で銅加工事業を展開してきたが、昨今の顧客企業におけるグローバル化の加速、新興国製品との競争激化が顕著に進展する中、「銅加工事業部門におけるグローバルな生産販売体制の確立」、「金属事業の成長分野への展開」が更なる成長と収益性向上のために不可欠であると認識していた。

一方Luvata社SP事業部門は、主に、北米、欧州を含む世界9ヵ国計14法人で事業を展開、グローバルな生産販売体制と顧客対応力を有している。また、同部門は、自動車用溶接電極材や、MRIをはじめとした医療機器向け超電導線などを含む成長分野にもグローバルに製品展開しており、三菱マテリアルと地域面・製品面・技術面でのシナジー効果が見込まれ、銅加工事業の更なる発展・成長に資すると判断、今回の契約締結に至ったもの。