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マルマン、マルマンコリアを引受先とした第三者割当増資を実施 有利子負債圧縮と資本の増強

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ゴルフ事業、健康食品事業を手掛けるマルマン【7834】は、マルマンコリアを引受先とした第三者割当(デット・エクイティ・スワップ)による新株式の発行を行うと発表した。なお、この増資による調達金額は約366百万円だが、その全額がマルマンに対する金銭債権の現物出資(DES)によるものであるため、差引手取額はない。

マルマンは、「健康」をキーワードとして、ゴルフ関連事業(ゴルフクラブ・キャディバッグ等のゴルフ用品の企画・開発製造・販売及び輸出事業)、健康食品関連事業(禁煙パイポ、電子パイポ等の禁煙関連商品、各種サプリメント等の健康食品の企画・販売)及びゴルフ場の運営事業を行っている。

国内市場の縮小に対応するため積極的な海外展開を図っていたが、中国及び米国で代理店としてマルマン製品を販売していた会社2社が、マルマンとの契約条項に違背する行為をし、その後当該2社に対する債権の回収が困難な状態となったため、マルマンは多額の損失を計上した。

このため、韓国のコスモグループに支援を要請し、その結果、当時、マルマンとコスモグループの合弁会社であったマルマンコリアのマルマン保有株式をコスモグループの系列企業へ売却。さらにコスモグループからの資金の借入について協力を得ることとなり、コスモグループからの借入を2回にわたり実施し、その後、コスモグループ内での借り換えを経て、現在、コスモグループからの借入は、マルマンコリアを借入先として366百万円の借入残高となっている。

マルマンにとってマルマンコリアは債権者であるとともに最大の販売先であり、また、同社にとってもマルマンは、重要な仕入先の関係にあり、マルマングループの企業価値の向上は、マルマンコリアにとっても共通の課題として認識。こうしたことから、両社の更なる関係強化とマルマングループの有利子負債の圧縮と資本の増強による財務体質の強化のため、マルマンに対する貸付債権を現物出資することによる第三者割当増資の実施が必要不可欠であると判断したもの。