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オークネット、中国にて中古車オークション会社に出資 事業拡大へ

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情報流通支援サービスのオークネットは、100%子会社であるAucnet HK Limitedから、中国の中古車オークション会社の拍车鸭(北京)科技有限公司(以下「オークダック」)に出資し、中古車検査基準の策定・研修事業や今後の中古車販売店支援事業において、業務提携の合意契約を締結したと発表した。

中国の中古車市場は、近年の新車販売の増加に伴い中古車販売も増加傾向にある。今年3月には中国国務院(中央政府)が、中古車市場の発展のため、各地方政府による中古車流入規制制度の撤廃や、流通プラットフォームの構築を求める内容を含む意見書を発表したことなどから、今後は中古車オークションによる全国的な流通量が増加するものと予想されている。

オークダックは、現車オークション会場のような設備や会場応札システムは持たず、スマートフォンアプリをオークション流通のプラットフォームとして利用する次世代のシステムを導入している。北京、大連、瀋陽の3都市にて出品を開始し、順次全国30都市に拡大する予定で、出品・成約促進は、工商連中古車協会の幹部理事企業8社を含む、各地域の大手中古車販売店70社と協力関係を構築、また落札促進については、当初より会員店約200社を集めることでオークション活性化を図るとしている。

オークネットは、日本においてインターネットによるオークション流通プラットフォームの構築、及び中古車両検査に強みを持っており、創業からの30年間で培ったこれらのノウハウをオークダックに提供しつつ、中国における中古車オークションの浸透と車両検査基準の統一を目指し、将来の事業拡大を狙う考え。