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AOI Pro.、ティー・ワイ・オーと経営統合に関する基本合意書締結

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  • 2016年7月11日

テレビコマーシャルなどのコンテンツ企画・制作を手掛けるAOI Pro.【9607】とティー・ワイ・オー(以下「TYO」)【4358】は、共同持株移転の方法により、共同持株会社を設立し経営統合を行うことについて基本的な合意に達し、経営統合に関する基本合意書を締結したと発表した。

AOI Pro.は、昭和38年に設立、50年以上の長きにわたりTVCM制作に携わっており、業界最大手の一角としての地位を確立している。平成27年3月に策定した中期経営計画に基づき、コア事業であるTVCM制作を中心とする広告映像制作のさらなる拡大を図る一方で、AOI Pro.グループが培ってきた映像制作ノウハウを強みとして、拡大を続けるインターネット広告分野における動画コンテンツマーケティング事業に新たに挑戦している。

TYOは、昭和57年に設立、M&A等により急成長を果たし、TVCM制作業界において、業界最大手の一角としての地位を確立している。平成25年9月に策定した中期経営計画に基づき、従来の、広告代理店を経由するTVCM制作を中心とした広告映像制作事業の拡大を図る一方で、TYOグループが培ってきたクリエイティブ力を活かして、広告主との直接取引も営業体制を拡充しつつ、強化・推進しており、更に、従来の広告映像制作事業とのシナジーが大きいPR事業も新たに開始予定である。

近年、インターネットを中心としたデジタルメディア等の媒体の多様化や、スマートフォンやタブレット端末等に代表されるデバイスの多様化に加え、通信速度やデータ解析、VR(Virtual Reality=仮想現実)やAR(Augmented Reality=拡張現実)等のテクロノロジーの劇的な進化もあいまって、広告事業を取り巻く環境は大きく急激に変化している。

また、2017年度から数年間で、放送局に対するTVCM素材の提供方法がオンラインでのデータ送稿へ移行し、プリント売上が減少していくことも見込まれており、こうしたことから、両社が現時点において主力としているTVCM制作マーケットについては、中長期的には大きな成長を見込む事は難しい一方で、広告に関連する事業領域は、その手法や構造の変化を伴いながらも、拡大していくものと考えられている。

広告事業を取り巻くかかる状況、両社のビジョン、経営方針、事業戦略等を総合的に勘案した結果、両社が対等の精神に基づいて経営統合を行い、業界をリードする新たなグループを形成し、共通の理念と戦略の下で、経営資源の結集及び有効活用により、「より大きなシェア」「より強い交渉力」「より強靭な資本」を保持する事が両社の中長期的な成長の為の必須条件であり、更に先進的なビジネスモデルの構築において、より強い競争力を得る事に繋がる、との結論に至ったもの。