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新日本科学、米国開発会社を設立 トランスレーショナルリサーチ事業拡大へ

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  • 2016年5月17日

前臨床試験研究受託等を手掛ける新日本科学【2395】は、米国におけるトランスレーショナルリサーチ(TR)事業拡大を目的として、新日本科学独自の経鼻製剤基盤技術(以下「本技術」)を応用した経鼻偏頭痛薬を開発するための米国開発会社Satsuma Pharmaceuticals, Inc.(以下「Satsuma社」)を設立すると発表した。

Satsuma社は、新日本科学と本技術に関わるライセンス契約を締結し、その後、米国機関投資家から投資を受け、米国での市場規模が大きく患者ニーズに合致した経鼻偏頭痛薬(以下「DHE」)粉体製剤の商品化を目指すとしており、同社は、DHEの臨床試験を通じてProof-of-Concept(概念実証)の確認を行った後、NASDAQ上場か、製薬企業へのライセンスアウトまたは一部株式売却による共同保有などを目指す。

米国では全人口の10%に相当する約2,800万人が偏頭痛に苦しんでおり、米国の偏頭痛薬市場は2011年の時点で約3,000億円にも及び、日常生活の中で不安の種となる頭痛に速効する薬剤の開発が強く望まれている。

本技術を応用したDHE経鼻偏頭痛薬は、速やかで高い吸収が可能になるため、市場ニーズへの合致が大きく期待される。Satsuma社の設立は、すでに新日本科学がTR事業の一環として創業し、現在は重要な投資先となっているWave Life Sciences Ltd.1)「以下、WaVe社」と同様なスキームに基づくものであり、新日本科学は、Satsuma社をWaVe社に続くTR事業の成功事例として発展させていく考え。