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大陽日酸、中国の有機EL材料ベンチャーに出資 独占販売権を獲得

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  • 2016年5月9日

産業ガス事業などを手掛ける大陽日酸【4091】は、子会社である大陽日酸(中国)投資有限公司を通じて、中国吉林省長春の有機EL材料ベンチャー企業である吉林奥来徳光電材料(以下「Jilin OLED」)に出資し、同社製品のグローバル市場における独占販売権を獲得した。

Jilin OLEDは2005年に設立され、高純度な有機EL材料開発で成長、中国の主要なディスプレイメーカーにも材料を供給している。有機EL産業は中国の戦略的産業に位置付けられており、今後見込まれる中国国内での需要増に対応すべく、Jilin OLEDは製造能力の強化を行ってきた。ディスプレイメーカーなどの顧客との強固な関係を構築しており、中国国内のみならず国外へもビジネスを拡大している。

今回の出資は、大陽日酸のエレクトロニクス戦略の一環として、成長する有機ELディスプレイ市場に対する施策の一つであり、大陽日酸グループのブランドと販売網を通じて、成長が著しいアジアを中心とした市場へ、Jilin OLEDの有機EL材料と大陽日酸のガスの両製品を提供していく。また、大陽日酸が培った半導体関連製品の品質管理技術をもとに、同社製品の品質レベルの向上を加速し、今後は開発体制における両社の協力により、ガス・液体材料で大陽日酸が有する高度な精製技術を有機EL材料に展開していくもの。