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高砂熱学工業、インドのクリーンルーム向け関連機器製造会社の株式取得

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管工事業の高砂熱学工業【1969】は、主に医薬セクターなどのクリーンルーム向け関連機器・内装材の製造・販売・取付事業を、インドを中心に展開するIntegrated Cleanroom Technologies Private Limited(以下「ICLEAN社」)の発行済普通株式の26.12%を、15日に取得したと発表した。

高砂熱学工業グループは、日系企業の海外進出工事案件を自ら設計・施工するという従来の海外での 事業モデルに加えて、ICLEAN社という提携先を利用した医薬を中心とした非日系企業への新たな国際 事業展開モデルの構築をすべく、ICLEAN社の発行済普通株式の26.12%を取得したもの。

インドの医薬品産業は、世界的に後発薬へのニーズが高まるなか、インド政府による製薬向け産業集積のための経済特区(ファーマパーク)の開発などを含めた諸施策により、インドの大手後発薬メ ーカーや欧米大手製薬メーカーなどがインド国内供給および輸出を目的とした製造拠点を有してお り、人材やコスト面での国際競争力などを背景に成長を続けている。

ICLEAN社は、主に医薬セクターなどのクリーンルーム向け関連機器・内装材の製造・販売・取付においてインドを中心に10年超の実績があり、欧米大手製薬メーカーやインドの大手後発薬メーカー、インドの大手病院などを主要顧客としている。また、ICLEAN社はインドに限らず、米国や中東・アフリカにおけるプロジェクトにおいても実績がある。

高砂熱学工業グループは、同社を事業パートナーとすることで、同社が有する機動的な組織力および医薬分野における知見やノウハウを活用し、同社の商圏等との相乗効果を通じて業容の拡大を図り、企業価値を高める考え。