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業界第4位の栗田出版、民事再生法の適用を申請

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栗田出版販売(株)は、6月26日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は軸丸欣哉弁護士(弁護士法人淀屋橋・山上合同)。

栗田出版販売は、大正7年創業の老舗で、業界第4位の書籍取次業者。幅広いジャンルの書籍や雑誌を取扱い、書籍店や百貨店、スーパーなどに営業地盤を構築してきた。他の大手業者とは異なり、中小・零細規模書店との関係構築にも重点を置いてきた。ピーク時の平成3年10月期には売上高約701億円をあげていたが、バブル崩壊後は出版不況の影響などで徐々に売上高は減少し採算も低下。24年3月には本社を移転、後に売却してリストラも進めていた。

しかし、26年9月期の売上高は329億3100万円まで減少し、2億6200万円の赤字を計上、1億9700万円の債務超過に転落していた。

帝国データバンクおよび東京商工リサーチによると、負債総額は約134億9600万円(平成26年9月期決算時点)。