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三菱ケミカルHD(4188)、Clioを連結子会社化 再生医療分野への参入を図る

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(株)生命科学インスティテュート(以下「LSII」)は、再生医療用幹細胞として好適な特徴を持つMuse細胞の開発を進める(株)Clioの全株式を取得し連結子会社とすると発表した。取得価格は非開示。

Clioは、2009年に設立されたMuse細胞に関する独占的使用権を保有するベンチャー企業であり、現在Muse細胞を用いた再生医療製品の臨床応用に向けた研究開発を行っている。Muse細胞は、これまでの試験の結果、心筋梗塞など組織に傷害を負った動物の静脈内にMuse細胞を投与すると、傷害組織に自発的に分化し、失われた細胞を補充、機能回復効果を発揮することが確認されているという。

一方、LSIIは2014年4月に三菱ケミカルホールディングス【4188】(以下「MCHC」)のヘルスケア事業会社として発足し、「創薬・製薬支援」「健康・医療ICT」「次世代医療」を事業セクターとして展開している。

今回、LSIIは、Clioの事業をLSIIの傘下に収めることで、「次世代医療」セクターの中核の一つと位置づけている再生医療事業を核に、LSIIグループのみならず、MCHCグループ各社の技術を応用して周辺事業への展開を狙う。

今後はヒトMuse細胞製剤を用いた臨床試験を計画しており、従来有効な治療法の無かった疾患領域に新たな治療法の提供を目指す。

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