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三井物産(8031)、中国の油脂化学事業へ出資

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三井物産(株)【8031】は、マレーシアのパーム農園事業及び油脂化学業界大手のKuala Lumpur Kepong Berhad(以下「KLK」)と、KLKが運営する中国の油脂化学事業に参画すると発表した。出資額は、約53億円。

パーム油等の天然油を主原料として製造される洗剤や潤滑油原料の油脂化学品は、世界で約7兆円の市場規模と言われて今後も成長が見込まれる。KLKは油脂化学事業業界の中でも世界最大手である。

三井物産とKLKは、1991年からマレーシアで油脂化学製造販売事業を共同運営しており、今回は中国における初の共同事業案件を手掛ける。両社は、本事業を通じてパートナーシップを更に強化するとともに事業基盤の拡張を図る。
三井物産は、これまで培ってきた油脂化学事業の知見や高度な化学品製造技術を持つ企業とのネットワークを活用した誘導体事業の展開を主導。さらに物流機能を発揮させ事業価値向上を図るとともに、油脂化学事業の世界展開を深化させる方針。