ソフトバンク(株)【9984】は、インドのインターネット関連会社2社に総額約900億円を出資し、それぞれ筆頭株主になることで合意したと発表した。
11月末までに出資するのは、インドのネット通販サイト最大手、スナップディール(ニューデリー)で、総額6億2,700万ドル(約677億円)。スナップディールは 2010 年に設立、同社が運営する E コマースサイト「snapdeal.com」は、インド最大級の E コマースサイトへと急成長を遂げた。
11月中に出資するのはANIテクノロジーズ(オラ、ムンバイ)で、既存株主とともに総額は2億1,000万ドル(約227億円)。オラは2011年に創業し、スマートフォンなどからタクシーを予約できるタクシー配車プラットフォームを構築、19都市で車両3万3,000台を配備している。
いずれも、戦略投資子会社のソフトバンクインターネット&メディア(SIMI)を通じて出資し、SIMIのニケシュ・アローラ最高経営責任者が両社の取締役に就任する。今回の出資により、ソフトバンクグループは、インドでのビジネスをさらに強化し、グループ内のインターネット企業群とのシナジーを強化する方針。