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イオン(8267)、約20年ぶりの首位交代でドラッグストア1位 ウエルシアにTOB実施

イオン(株)【8267】は、2015年中にグループのドラッグストア計4社の経営を統合させること分かった。
今年中にTOB(株式公開買い付け)を実施し、ウエルシアホールディングスを子会社化させグループに迎い入れる。取得価格は、約200億円前後の見通し。次いで、株式交換方式により、ハックドラッグの(株)CFSコーポレーション【8229】、タキヤ、シミズ薬品をウエルシアの完全子会社化し、イオンはグループの拡大を狙う。

各社競り合いが続くドラックストア業界では、収益力を上げるため、地方の多力チェーンを買収する動きが続いている。今回、イオンは、ウエルシアを傘下に収める事で、グループ全体での売上高は、約5千億円となり、マツモトキヨシホールディングス(マツキヨHD)を抜き首位にのぼりつめた。
日本チェーンドラックストア協会が発表したドラックストアの2013年度の総売上高は、約6.9兆円となっているが、伸び率をみるとあまり良くないとしている。
イオンは、ウエルシアとの連携により、商品の強化や販売能力の向上など事業サービスの拡大を図り、都市部向け店舗開発を進め、今後も争奪戦が見込まれるドラックストア業界での首位をキープすべく利益向上を目指す。

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