(株)三菱東京UFJ銀行及び同行の全額出資子会社であるブラジル三菱東京UFJ銀行は、10月11日付で、ブラジルの政府系開発銀行であるブラジル国立経済社会開発銀行(以下「BNDES」)との間で、ブラジル及び日本における幅広い金融サービス分野についての相互支援を目的とした包括的な業務提携に関する覚書を締結したと発表した。
BNDESは、1952年にブラジル連邦政府の全額出資により設立され、現地通貨レアルで長期融資を実施している最大の金融機関であり、ブラジルにおけるほぼ全ての開発事業投資に参画しており、三菱東京UFJ銀行は、日本・ブラジル両国での協働が見込まれる造船やインフラプロジェクト・農業・鉱物資源・エネルギー等の分野において重要な存在だとしている。
ブラジルは、世界第7位の経済力を有し、鉱物資源や農産物分野にて世界で重要な位置づけにあるとともに、近年の貧困層減少と中流階級層拡大に伴う旺盛な国内需要に支えられ、中長期的にも安定的な経済成長が見込まれるという。
三菱東京UFJ銀行は、ブラジルにブラジル三菱東京UFJ銀行を持ち、多様なサービスの提供を手掛けており、今後はブラジル投資を検討している日系企業への支援を一層強化するとともに、BNDESとのセミナーの共同開催などを通したサービスを拡充させ、顧客の多様な需要に対応する方針。