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産業革新機構、エフエム東京子会社のデジタルデータ配信事業を行なうBICに出資へ

(株)産業革新機構(以下「INCJ」)は、V-Lowマルチメディア放送の事業全般を推進する複数の事業会社のホールディングカンパニーとなるBIC(株)の第三者割当増資を引き受け、同社の今後の成長資金として10億円を上限とする投資を行う。

V-Lowとは2011年の地上アナログテレビ放送終了後に空いた旧1~3chに相当する周波数帯となる。

(株)エフエム東京は日本の通信網における課題解決を目指し、多方面の産業分野のパートナー企業と共同でV-Lowマルチメディア放送の事業全般を推進するホールディングカンパニーとなるBICを設立。BICは、ハード事業者である(株)VIPを有するほか、地域マルチメディア放送会社全国6社の株式を取得し、放送に必要な要素すべての強力な推進を計画している。

V-Lowマルチメディア放送は、放送波伝送路の一斉同報性を活用しながらも、あらゆるデジタルデータを配信することが可能となる。

INCJは、BICに対してVIPが計画している設備投資資金などの成長資金を提供するとともに、社外取締役の派遣等を通じ経営面でのサポートを行う。本投資を通じて、INCJは様々な事業者、サービス提供者に対するマルチメディア配信プラットフォームの開放を促進し、災害に強い社会インフラの整備、地域格差のない情報伝達の実現、次世代サービス・技術の創出に努める考え。

■産業革新機構
旧産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法・現産業競争力強化法に基づき設立された官民ファンド
。ファンドの運用金額は、総額約2兆円で、環 境エネルギーにも関連するエレクトロニクスやITの分野、バイオ・ライフサイエンス分野、水ビジネス等インフラ関連分野を重点投資分野としている。主な投 資実績としては、ジャパンディスプレイ、風力発電のゼファー、ルネサスエレクトロニクスなど合計68件・総額約7,500億円。

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