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加藤組土建(株)、破産手続き開始決定

函館市の加藤組土建(株)は9月30日、函館地裁へ破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。破産管財人には山崎英二弁護士(山崎総合法律事務所)が選任された。

加藤組土建は大正2年創業の土木・建築工事業者。創業当初は北海道黒松内町で主に山林の管理を手掛け、昭和25年に函館市に本社を移転し、土木建築工事業に本格的に進出した。旧国鉄の防雪柵の設置工事を主力とし、トンネルなどの土木工事も請負うようになった。
ピークの平成4年3月期には完工高96億9854万円をあげたが、その後は、公共工事の減少に伴い完工高は大幅に後退し、24年3月期には21億円余に落ち込んだ。

減収が進む中、金融機関からの借入金への依存度も高まり、厳しい資金繰りを余儀なくされていた。
その後、再建への道を模索していたが不調に終わり、先行きの見通しが立たず今回の措置となった。

帝国データバンクによると、負債総額は約41億2100万円。

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