アサヒビール、キリンビール、サントリー酒類は、10月に再上場するファミリーレストラン大手のすかいらーくに計100億円を出資し、マーケティングなどで連携を図るとしている。
ビール会社は、居酒屋市場の縮小に伴い、販売不振が響き非常に厳しい状況に陥っている。そうした中、今回の出資により、客層が限られてしまう居酒屋に比べると、子育て中の主婦や若者、シニア層等幅広い顧客を持つファミレスに新規顧客の開拓を狙っている。
一方、「ガスト」「ジョナサン」「バーミヤン」などのブランド会社を持つすかいらーくグループは、今後どんな料理のセットの注文が多いかなど、購買データを生かしたマーケティングに取り組むことや、酒類と相性が良いメニューの開発なども進める方針を立てているという。
しかしながら、ビール3社、すかいらーくともに、正式なコメントはまだ発表されていない。