(株)ベネッセHD【9783】と(株)ラック【3857】は、ベネッセグループの関連会社のシステム運用・保守およびデータ運用について、合弁会社を設立すると発表した。
ベネッセHDは、連結子会社(株)シンフォームの業務委託先の元社員が、顧客情報を不正に持ち出し、名簿事業者に売却するという事故を受けて、データベースの安全確保を急務としていた。
その上で、ベネッセHDとラックは、今後、世界でも有数のセキュリティレベルの保守・運用体制を構築することを目指し、ベネッセグループのシステム運用・保守およびデータ運用を行わせることを目的に合弁会社を設立することで合意したもの。
今後は、セキュリティレベルの大幅な向上をはかるため、組織モデルの構造改革を行いグループのITガバナンスも強化する。
合弁会社の出資比率はベネッセホールディングス70%:ラック30%。設立予定日は10月1日。