江越(株)は、8月14日に事業を停止していたが、9月4日に大阪地裁へ自己破産を申請し、同日同地裁より破産手続き開始決定を受けた。 破産管財人は豊浦伸隆弁護士(協和綜合パートナーズ法律事務所)。
江越は昭和24年設立の和洋紙卸業者で、家庭紙を中心に、一般洋紙や特殊紙などを扱っていた。ピーク時の平成16年4月期には年売上高約78億6582万円を計上していた。
しかし、リーマン・ショック以降の個人消費低迷や受注不振もあり売り上げは徐々に低迷し、平成26年4月期の年売上高は約56億3600万円にまで落ち込んだ。このため、平成25年より金融機関に対して借入金返済条件の変更要請を行うなどしてきたが、改善は進まず、事業継続を断念し、今回の措置となった。
帝国データバンクによると、負債は約32億3800万円。