三井住友銀行は18日、カンボジアの最大手のアクレダ銀行の筆頭株主になると発表した。
アクレダ銀行の発行済株式数の12.25%を既存株主でもある国際金融公社から約100億円で取得し、筆頭株主となる。非常勤取締役も派遣する。
三井住友銀行は、2012年から駐在員事務所を構え、アクレダ銀行と業務提携を結んでいる。アクレダ銀行は、カンボジアで約250箇所の営業拠点を展開しており、ラオス41拠点・ミャンマー6拠点と進出している。この営業基盤を三井住友銀行としては活用していく構え。三井住友銀行は、今年3月にインドネシアの中堅銀行にも出資しており成長率の高く、今後インフラ投資の進むアジア市場を積極的に取り組んでいる。
また、邦銀では、三菱UFJフィナンシャルグループがタイの大手銀行を5000億をかけ、買収するなど資金需要の高いアジア市場への進出が目立つ。