三菱グループに属する自動車メーカーの三菱自動車(株)【7211】は、フィリピンにおける自動車用トランスミッション・エンジン生産会社エイシアン・トランスミッション・コーポレーション(以下「ATC」)の株式を、同国における生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下「MMPC」)および双日(株)から株式譲渡した。これにより、三菱自動車は、ATC株式の90%を保有することになる。
ATCは、コンポーネント生産拠点として、MMPCおよびアセアン地域を中心に、自動車用トランスミッション・エンジンを供給しており、今回のATC資本再編により、三菱自動車はコンポーネント生産事業の管理強化を図る。アセアン地域内の優位性を活用し、新型トランスミッションをATCで集中生産し、利益拡大を狙う。