オリックス【8591】は、欧州の現地法人ORIX Corporation Europe N.V.(以下「OCE」)を通じて、英国の独立系資産運用会社Gravis Capital Management Ltd.(以下「GCM」)の発行済株式の70%を取得することを発表した。
オリックスは、2002年から日本の不動産投資信託(J-REIT)「オリックス不動産投資法人」を運用するほか、2013年にオランダを本拠にグローバル展開している資産運用会社Robeco Groep N.V.(現OCE)を買収し、米国では不動産ファイナンス分野におけるファンド運営会社や資産運用会社を買収するなど、グローバル市場での多角的なアセットマネジメント事業の拡大を進めている。
GCMは、主に英国のインフラや再生可能エネルギー、不動産などESGの観点から選別したアセットを投資対象としたファンドを運営するオルタナティブ資産運用会社である。
オリックスは、GCMが運営するファンドは再生可能エネルギーやインフラ、不動産を投資対象としていることから、オリックスグループの各事業との親和性が高く、既存ファンドのポートフォリオの拡充やファンドの新規組成など、GCMのさらなる成長の後押しが可能になるため、今回の買収に至った。
■Gravis Capital Management Ltd.概要
会社名 Gravis Capital Management Ltd.
本社所在地 英国・ロンドン
代表者 Rollo Wright(CEO)
設立 2008年
事業内容 ファンド運営・管理