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日本製紙、マレーシアの軟包装加工会社TS Plastics Sdn. Bhd.を買収

日本製紙【3863】は、マレーシアで軟包装事業を展開するTS Plastics Sdn. Bhd.(以下「TSP」)の70%の株式を取得することを発表した。

日本製紙は、成長分野の一つであるパッケージ事業の伸長に注力している。

今回のTSPの買収は、本年3月に発表した十條サーマルにおける紙製バリア素材「シールドプラス®」シリーズの生産検討に続き、パッケージ事業のバリューチェーン拡大をグローバルに推し進めるものである。

日本製紙は、TSPが20年以上にわたり培ってきた軟包装分野の技術ノウハウと顧客基盤をベースに、日本製紙の技術開発力とグループ販売網を最大限に活用し、パッケージユーザーの新たなニーズに的確に応えながら、経済発展を続けるアジア市場での事業拡大を図っていくため、今回の買収に至った。

今後は、TSPを日本製紙グループの「紙化」展開の拠点と位置付け、「シールドプラス®」シリーズに続く新たな「紙」包材の開発にも積極的に取り組んでいく。

■TSPの会社概要
(1)所在地 PT 30130-30131, Off Jalan Johan 2/1A, Estet Perindustrian Pengkalan II, 31550 Pusing, Perak, Malaysia
(2)設立 1996年12月
(3)資本金 2,036,831マレーシア・リンギット(約5500万円)
(4)事業概要 軟包装(フィルムパッケージ)

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