三井製糖【2109】は、中国で精製糖事業を営む中糧糖業遼寧（以下「中糖遼寧」）の持分の20％を取得し、あわせて中糖遼寧の親会社である中糧屯河糖業、北方糖業及び三井製糖の三社業務提携契約を締結したことを発表した。
三井製糖は、成長著しいアジアマーケットを中心とする海外での事業機会創出を進めており、特に日本からも多くの食品会社が進出している巨大な中国砂糖市場に於いて、高品質な精製糖需要が顕著に伸長していることに注目してきた。
中糖遼寧は、中糧グループ傘下の砂糖事業会社で、中国でも有数の規模となる生産能力100万トン／年の大型精製糖工場を有している。
中糧グループは、中国北京市に本社を置く企業グループで、穀物、食用油、綿花、砂糖事業の他、食品加工や金融業、不動産事業など多岐にわたって数多くの会社を運営している。
三井製糖は、三井製糖が有する日系企業とのパイプを活かしての新たな需要獲得、および事業の拡大を目指し、今回の資本業務提携に至った。
持分取得対象会社の概要
社名：中糧糖業遼寧有限公司
所在地：遼寧省営口市仙人島新区緯八路北
資本金：1億人民元（約17億円）