NTTデータ【9613】は、インドのeコマースや小売店舗等に先進的な決済サービスを提供するAtom Technologies Limited(以下:Atom)の発行済株式の過半数を譲り受け、子会社化することを発表した。
NTTデータは、アジア各国の決済手段(Credit・Debit・eWalletなど)を包括的に加盟店(小売店舗やeコマースなど)に提供する決済代行(PSP)事業を推進しており、2010年以降、東南アジア(ベトナム・タイ・マレーシア)の決済事業者をグループ傘下におさめ、2015年には香港に100%子会社を設立し東アジア(中国等)・東南アジアの決済手段を包括的に提供している。
Atomは、RuPayやUPIをはじめとするインドの主要かつ先端的な決済手段を網羅しており、また、約5万相当の小売店舗や、約3.8万のeコマースにオムニ・チャネル決済サービスを提供する決済代行(PSP)事業者である。
NTTデータは、インド電子決済市場に参入し、東アジア・東南アジアのNTTデータグループの決済事業者、インド国内で熟練したシステム開発リソースを有しBPOを推進するNTT DATA Global Delivery Services Limitedなどと相互送客することで、シナジーの創出を目指し、今回の買収に至った。
Atom社の概要
(1)商号 Atom Technologies Limited
(2)本社所在地 インド・ムンバイSuren Road Chakala Andheri (East) Mumbai, 400093 Maharashtra India
(3)設立年 2006年
(4)代表者 CEO:Dewang Neralla(読み:デワン・ネララ)
(5)従業員数 154名
(6)事業内容 POS決済事業、ネット・モバイル・IVR事業および決済関連システム提供