三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】(以下「MUFG」)の連結子会社である三菱UFJ信託銀行(以下「信託銀行」)は、、オーストラリア連邦(以下「豪州」)の大手金融グループであるCommonwealth Bank of Australia(以下「CBA」)およびその完全子会社であるColonial First State Group Limited(以下、CBA と併せて「売り手」)との間で、Colonial First State Group Limited が保有する主要完全子会社9社(以下「CFSGAM」)株式それぞれの100%持分を取得すると発表した。
取得総額は、約3280億円。
MUFGは、2018年度から3年間の中期経営計画において、受託財産事業本部のめざす姿として「国内で圧倒的なNo.1 +グローバルにも存在感のあるプレイヤー」を掲げ、信託銀行が中核となって、運用力・商品力の強化に取り組むと同時に、インオーガニック出資を通じたグローバルなアセットマネジメント(以下「AM」)マーケットへの本格参入を検討してきた。
CFSGAM は、株式、債券、オルタナティブなど幅広い領域で商品を提供し、アジア・太平洋地域株式やエマージング株式、インフラ投資などにおいて特長ある有力な運用商品を持つグローバルAM会社である。
MUFGは、商品ラインナップの拡充を図るとともに、アジア・オセアニア地域最大のAM 会社としてグローバルマーケットでの存在感を一層高め、CFSGAMと共にグローバルにおける顧客の多様なニーズに応え、付加価値を提供していくため、今回の買収に至った。
CFSGAMの概要
(1)商号
Colonial First State Asset Management (Australia) Limited
Colonial First State Infrastructure Holdings Limited
Colonial First State Managed Infrastructure Limited
First State Investments Managers (Asia) Ltd
First State Investment (UK Holdings) Limited
First State Investments (US) LLC
Realindex Investments Pty Limited
CFSGAM IP Holdings Pty Limited
CFSGAM Services Pty Limited
(2)事業内容 資産運用業等
(3)主な拠点 シドニー、エジンバラ、香港、ロンドン、ニューヨーク、シンガポール等