エア・ウォーター【4088】は、シンガポールを中心に無停電電源装置(UPS)のエンジニアリングおよびメンテナンス事業を展開するPower Partners Private Limited(以下、PP)の株式60%を取得したと発表。
エア・ウォーターは、国内で長年培ってきた産業ガス関連の技術を強みに、深冷空気分離装置等の産業ガス製造プラントや、ガスアプリケーション機器の開発・製作・施工・メンテナンスなどを手掛けてきた。
PPは、2006年の会社設立以来、シンガポールにおいて、主にデータセンターや金融機関、半導体メーカー向けに、無停電電源装置のシステム設計、調達、組立、施工、メンテナンスまでの一貫した事業を展開しており、そのソリューション提案力を強みとして、シンガポール国内の無停電電源装置のシステムインテグレーターとしてはトップシェアを有している。
エア・ウォーターは、無停電電源装置を新たなエンジニアリングメニューとして取り込み、PPの無停電電源装置のシステムインテグレーションに係るノウハウと、グループのネットワークや、産業ガス事業で培った顧客へのユーティリティ供給に係るソリューションビジネスのノウハウを融合し、同事業をグローバルに拡大していくため、今回の買収に至った。
対象会社の会社概要
(1)会社名:Power Partners Private Limited
(2)設立:2006年10月
(3)所在地:シンガポール アンモーキオ工業団地2A-3
(4)代表者:Pe Chee Kiang、Wong Chiang Suan Steven
(5)事業内容:無停電電源装置のエンジニアリングおよびメンテナンス