セイノーホールディングス【9076】の輸送グループであるココネットは、ベクトルワンの株式を取得し、グループ化したと発表。
セイノーホールディングスは、中期経営計画「バリューアップ チャレンジ 2020 ~成長へのテイクオフ~」において、バリューアップの2本柱の1本として、「オープン・パブリック・プラットフォーム」の構築を掲げている。
ココネットは、社会課題である「買い物弱者」対策として、スーパーなど小売店から食料品・日用品の配送、御用聞き、見守りなどの事業を全国で展開しており、ラストワンマイル「オープン・パブリック・プラットフォーム」の構築を進めている。
ベクトルワンが自社開発し保有するデリバリーソリューションシステム(以下、DSS)は、自動配車・配送ルートの自動計算・電子サインによるペーパーレス化といった狭域圏の配送を効率的に行う機能を保有しており、ベクトルワンの子会社である株式会社インテンツで既に200台以上のラストワンマイル車両で運用されている。
ネットスーパーをはじめ食品宅配のラストワンマイル物流は、消費者ニーズが高まる一方、労働力の確保と生産性向上が課題となっており、DSSに実装している機能を活用することで、新人スタッフがベテランと同等のスピードで配送することが可能となり、生産性の向上と短期での戦力化が期待でき、また今まで配送業務に従事する事が少なかった主婦層が安心して業務に従事することが可能となるため、幅広い人材の確保が実現できる。
ココネットは、DSSを活用することにより一体的にラストワンマイルにおける「オープン・パブリック・プラットフォーム」を構築し、スーパーなどが取り組む食品宅配の担い手となり買い物弱者対策など社会課題の解決を積極的に進めるため、今回の買収に至った。
株式会社ベクトルワン
所在地 大阪府大阪市淀川区西中島三丁目15番7号
代表者 代表取締役 田中 靖丈
設立 2010年9月1日
資本金 186,562,500円
事業内容 ネットスーパーの企画、開設、運営支援、付随するシステム開発事業