日本電産【6594】は、イタリアのチーマ(CIMA S.p.A.以下、「CIMA」)の創業家一族からCIMAの全株式を取得したと発表。
日本電産は、家電・商業・産業用事業を戦略的に重要な事業の一つと位置づけ、強化に努めてきた。そのうち商業用事業は、2012年11月の米国キネテックグループ(Kinetek Group Inc.)買収以降、業績進展の一翼を担う重要事業として特に注力しており、欧州においては、FIRエレットロメッカーニカ社(FIR Elettromeccanica S.r.l.)(以下、「FIR」)を通じて厨房機器(食洗機、オーブン等)向けポンプ・モータ、建設用機器(吊り上げ機、昇降機、リフト等)向けモータ他を提供している。
CIMAは農業・工業用ファン・ベンチレーション向けモータを製造販売している。
日本電産は、CIMAの主力製品でFIRの製品ポートフォリオを拡充することが可能となると同時に、FIRが持つ既存のサプライチェーン及び生産拠点を活用することで購買シナジー・コスト削減シナジーを実現し、更なる収益力向上ができると考え、今回の買収に至った。
新子会社概要
(1) 社名 チーマ社(CIMA S.r.l.)
(2) 本社所在地 ヴィチェンツァ県、イタリア
(3) 設立 1977年
(5) 事業内容 商業用モータの設計・製造・販売