JFE商事(株)は26日、ブリキコイルセンターの新キヨイ鋼業(株)の株式の過半を取得して傘下に収め、16年5月をめどに系列のJFE商事大阪ブリキセンターと新キヨイ鋼業を経営統合すると発表した。統合会社は仕入れ先であるJFEスチールとも連携し、ブリキ鋼板の最適販売加工体制の構築を目指す。
新キヨイ鋼業の株主構成は、桑田敬士会長が40%、渡邉治樹社長が35%、その他役員が5%、JFEスチールが10%、自己株が10%。JFE商事はこのうち、まず株式35%を取得し、JFEスチールの保有する10%と合わせてJFEグループで議決権比率50%を握る。