双日グループ【2768】のICT中核事業会社である日商エレクトロニクスは、AI技術でサイバー脅威に対応するセキュリティプラットフォームを手掛ける米国Vectra Networks社の第三者割当増資に出資したと発表した。
今回の出資は、Vectra Networks社との関係強化を足掛かりに、AIサイバーセキュリティ事業の取り組みへのさらなる加速を目的としたもの。
Vectra Networks社は、AI技術を駆使して、クラウドコンピューティング環境やエンタープライズネットワーク内部に潜むサイバー脅威の早期発見から対応を自動的に行うセキュリティプラットフォームを提供している。2017年は、前年度比181%の売上を記録。この増資を契機に同社は、R&Dセンターを米国の3拠点に次ぎ、アイルランド ダブリンに設立する予定。
日商エレクトロニクスは、サイバーセキュリティ事業を注力分野として位置付け、世界の最先端セキュリティソリューションを日本に紹介してきた。2016年には、Vectra Networks社と日本で初めての販売代理店契約をとして締結。2017年より、名古屋大学と共同でVectra Networks製品を中心としたサイバーセキュリティの研究を進めている。今後は、日商エレクトロニクスが取り扱うJuniper Networks社などのファイアウォールやネットワーク機器とインテグレーションすることで、ソリューションの拡充を行っていく。
また、Vectra Networks社との連携で、Managed Cyber Gate(MCG)の解析サービスなど、新しいサービスを展開し、「AI」技術で強化された新しいセキュリティプラットフォームを提供していく。
会社名 Vectra Networks, Inc.(ベクトラネットワークス)
設立 2011年12月14日
事業内容 AI技術でサイバー攻撃の検出から対応まで自動化したサイバーセキュリティプラットフォームの提供