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三菱商事、三菱自動車工業へTOB開始

三菱商事【8058】の完全子会社であるMAIは、平成30年2月20日、三菱自動車工業【7211】の普通株式を金融商品取引法に基づく公開買付けにより取得すると発表した。
買付代金は約1200億円。

三菱商事は、昭和29年に東京証券取引所に、昭和36年に名古屋証券取引所に株式を上場している。三菱商事グループは、三菱商事、子会社834社及び持分法適用会社440社で構成され、国内外のネットワークを通じて、エネルギー、金属、機械、化学品、生活産業関連の多種多様な商品の売買や製造、資源開発、インフラ関連事業、金融事業を行うほか、新エネルギー・環境分野等における新しいビジネスモデルや新技術の事業化、総合商社の持つ機能を活かした各種サービスの提供など、広範な分野で多角的に事業を展している。

MAIは、現在、三菱商事がその発行済株式の全てを所有する三菱商事の完全子会社であり、三菱自動車工業株式を保有及び管理することを主たる事業として、平成30年2月に設立された株式会社である。

三菱自動車工業は、昭和45年4月に三菱重工業の全額出資により設立され、昭和63年12 月に東京証券取引所の市場第一部に株式を上場している。三菱自動車工業グループは、三菱自動車工業、連結子会社35社、持分法適用関連会社20社で構成されており、自動車及びその部品の開発、購買、生産、販売、金融事業を行っている。

三菱商事は、現在、三菱自動車工業の株式137,682,876株を所有しており、三菱自動車工業の第二位株主である。今回MAIは、三菱自動車工業の第三位株主である三菱重工業、第四位株主である三菱東京UFJ銀行、及び第七位株主であるMHIオートモーティブ・キャピタル合同会社MMC株式運用匿名組合2、が所有する三菱自動車工業株式の一部又は全部を取得することにより、三菱商事、三菱重工業及び三菱東京UFJ銀行による三菱自動車工業の出資構成を変更することを目的として、公開買付けの実施に至った。

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