サイト内検索など、企業向けASPサービスを展開しているスカラ【4845】は、法人向けに継続課金商品を販売している光通信【9435】の子会社でコールセンター運営に係るカスタマーサポートコンサルティングを行っているレオコネクトの発行済株式の66.0%を取得し、子会社化すると発表した。
取得価格は、6700万円。
スカラは、インターネット及び電話、FAX、紙媒体を含むマルチチャネルにおける企業と個人のコミュニケーションをサポートする様々なSaaS/ASPサービスを提供しており、当該SaaS/ASP サービスの中にはコールセンター運営事業者やキャンペーンオーナーにご利用頂いているものがる。コールセンター業界では昨今のIT技術の発展により、AIを駆使したチャットボットサービス、ビッグデータであるVOC(Voice of Customer)データを活用した業務コンサルティングなど多種多様な新たなニーズが強まっており、スカラはそれらを事業成長の機会と捉え、電話の自動音声応答サービスや、オペレータによる有人チャットサービス、チャットボットサービスを始めとしたコールセンター関連サービスを強化してきた。
一方、レオコネクトは、光通信が前述のコールセンター業界動向を踏まえ、光通信グループ各社のコールセンター業務を統括している光通信のカスタマーオペレーション本部を事業化するために平成29年12月1日に設立された会社であり、これまで長年に渡り光通信グループ各社が有するブランド・商材におけるカスタマーサポートコンサルティングを担い、膨大な案件数、業務を通じて蓄積してきた独自のノウハウを従来のサービス提供先であった光通信グループ各社の枠を超えて外部顧客獲得に向けて業務を開始した。
スカラでは、サービスを実際に使用する運用担当者の意見をできるだけサービス開発に反映することにより、長く継続的に利用され、また同業他社への横展開可能なサービス創りをしており、そのため、スカラの有するIVR等のコールセンター関連ITサービスとレオコネクトの有するカスタマーサポートコンサルティングの連携は、顧客からの問合せや困りごとを解決する顧客対応窓口の対応品質を向上し、解約抑止や追加商品の購入につなる提案をするなど、提案型のインバウンドセンター(※)へと発展させることができることに加え、これまで以上にコールセンターの深い要望や意見の汲み取りが可能になることでサービス開発に役立てられる等、高い事業シナジーが得られスカラの更なる競争力強化に繋がると判断し、本子会社化を決定致した。
(※)インバウンドセンターとは、お客様からのご連絡による照会や要望などに応える業務であり、お客様情報やFAQ、商品データベース等を参照し、必要に応じて関連部門と連携してスピーディーかつお客様の状況に見合った対応を行うコールセンターを言う。
◆異動する子会社の概要
(1)名 称 株式会社レオコネクト
(2)所在地 東京都豊島区西池袋二丁目 41 番8号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役 萩森 まさ子
(4)事業内容 コールセンター運営に係るカスタマーサポートコンサルティング
(5)資本金 51,000 千円
(6)設立年月日 平成 29 年 12 月1日