トヨタ系の総合商社で2006年トーメンと合併した豊田通商【8015】は、自動車部品製造の共和産業の発行済み株式の93.95%を取得、子会社化したと発表した。
共和産業は、1939年創業の自動車用サンバイザー製造メーカーで国内シェア約8割を誇る。また、海外での生産事業も展開しており、自動車バリューチェーンの担い手として車づくりを支えてきた企業。
今回、自動車生産事業に関して知見を持つ商社である豊田通商が安定株主になることで、日本の基幹産業の一つである自動車産業サプライチェーンを維持するとともに、海外での事業展開による一層の事業成長、販売力の強化をはかる。
なお、豊田通商は、3月より常勤役員(副社長)を1名派遣する予定。