組織・人事・IRなど経営コンサルが主柱のリンクアンドモチベーション【2170】は、米国で福利厚生サービスを展開する「Fond, Inc.」(旧AnyPerk 以下、Fond)の第三者割当増資を引受け、出資をしたと発表した。リンクアンドモチベーション初の海外企業への出資案件となる。
Fondは、米国トップシェアとなる福利厚生プラットフォーム「Perks」や、社員表彰サービス「Rewards」、無料組織診断サービス「Engagement IQ」を提供するソフトウェア&サービス企業。
人材の流動化が進んでいる米国では、人材獲得競争が激しく、給与に加えて福利厚生などで待遇を手厚くすることによって優秀な人材を確保する動きが活発化している。そのような環境のもと、米国の「Rewards(報酬)& Recognition(表彰)」市場は5兆円規模といわれている。一方で、トータルな福利厚生サービスはこれまでほぼ存在しなかった。このため、Fondのサービスは、米国の大手企業をはじめ、独自の福利厚生施策を充実させることが難しいスタートアップや中小企業など、500社以上の企業に導入されている。
また、代表の福山太郎氏は、有名IT企業を数多く輩出している米国のベンチャーキャピタル「Y Combinator」主催の起業支援プラグラムを卒業した初の日本人として知られている。