三井グループ中核の総合商社である三井物産【8031】は、電気バスを製造・販売するポルトガルのバス製造会社CaetanoBus社と資本業務提携を行ったと発表した。
環境保護・大気汚染対策を背景に、欧州・中国を中心に電気自動車は急速に拡大している。欧州大都市は路線バスの電動化を積極的に進める方針を打ち出しており、今後、路線バスを中心としたバス市場は電動化が本格的に普及する分野と予想されている。
CaetanoBus社は、2017年10月から自社が開発する電気バス「e. City Gold」の商業生産を開始、ポルトガルを中心とした欧州で販売。また、同社は空港乗客用エプロンバス世界シェア1位の「Cobus」ブランドを製造・販売する関連会社を傘下に持っており、2016年からは電気バス「e. Cobus」を全世界向けに販売している。
三井物産は、自社が保有するグローバルネットワークを活用し、CaetanoBus社製電気バスを欧州・アジアをはじめ全世界への拡販を推進し、同社の成長を支援するとともに、環境に優しい社会の実現に貢献していく。
◆CaetanoBus社概要
正式名称 CaetanoBus – Fabricação De Carroçarias S.A
本社所在地 ポルトガル・ポルト州ガイア市
設立 1946年
事業内容 バスの製造販売