時間貸し駐車場の地主に上部空間への貸店舗建設などを企画提案しているフィル・カンパニー【3267】は、賃貸ガレージハウスに関する企画・コンサルティングを行っているバリュープランニングとの資本業務提携を実施すると発表した。
バリュープランニングは、1階に車庫、趣味、SOHOとしての利用が可能なガレージ、2階に居住空間を備えた賃貸物件「プレミアムガレージハウス」の企画・コンサルティング・入居者紹介事業を展開しており、主に車・バイクを趣味とする層を入居対象とした独自の設計プランニング及び入居者募集システムにより、これまで累計248戸に対し約2,400人以上が入居待ち、稼働率は98%以上という実績がある(2017 年 11 月末現在)。
フィル・カンパニーは、駐車場(コインパーキング)の上部“未利用空間”の活用を実現した「空中店舗フィル・パーク」事業を展開し、その企画対象は大通りから一本裏の立地等コインパーキングの存在する立地が主なエリアだった。一方で、コインパーキングの存在しない“まち”のあらゆる隙間に対して、地主や利用者の多様なニーズに応えられる企画を行っていくことがフィル・カンパニーにおいて取得した土地情報の機会損失を解消し、まちの隙間に新しい付加価値をもたらすことができると考えていた。
プレミアムガレージハウスは、駅から遠い土地や、アパート競争の激しい住宅街エリアである低層住居専用地域でも成り立つため、本提携により空中店舗フィル・パークの適さない立地に対して 土地活用の企画が可能となり、営業範囲の拡大とともに成約数・成約率の向上が期待され、当該事業の様々な横展開の可能性が高まるとして今回の資本参加を決定した。