インターネットを介した非常勤医師の紹介サイト主力、東大付属病院の互助組織を母体に発足したMRT【6034】は、医師の職業紹介事業などを営む医師のともの株式取得及び第三者割当増資を引受け、連結子会社化すると発表した。
取得価格は、約1億円。
MRTグループは、医師の互助組織として発足以来、築き上げてきた医師のネットワークを強みとして、医療現場の主役である医師、医療機関、患者およびその他医療関係者に医療情報のプラットフォームを提供している。
一方、医師のともは、関東エリアを中心に約4,000名近くの医師の登録者を有し、気軽に相談できる「友(とも)」として寄り添い、医師の方々が抱いている夢を一つでも多く叶えることで、医療界への貢献を目指している。医師のともでは、医師のための求職支援、開業支援、事業承継・M&Aの仲介にとどまらず、医師の交流会の企画開催、医師の方々のプライベートの支援、情報発信力の高い医師が集うプロモーションユニット「女医プラス」「医師プラス」を運営し、特に女医によるマーケティング、商品開発及びメディア掲載にも強みを有している。
女性の社会進出が進む中、働く女性の健康や美への関心の高まりで、女医の活躍する場が広がり、MRTグループが提供する「Gaikin」及び「健康相談ポケットドクター」サービスにおける女医のニーズも増えている。今回の株式取得及び第三者割当増資の引受けにより、MRTグループの医師会員数の増加、それに伴うサービス利用の拡大、そして、プライベートの支援、交流会やメディア掲載など医師に向けたサービスの多様化を実現することで新規医師会員の獲得を見込み、MRTグループの収益力の強化、企業価値の向上を図るものと考えている。
MRTは、平成29年12月1日付で医師のともの発行済株式1,000株のうち、既存株主より625株を取得する予定。また、同日付で医師のともが実施する第三者割当増資において250株を引き受ける予定。これにより、MRTは医師のともの株式を875株(70.0%)取得することになり、医師のともはMRTの連結子会社となる予定。