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日本システム技術、ITエンジニア需給体制強化に向けコウェルと資本提携

独立系のシステム開発会社である日本システム技術【4323】は、グローバルITソリューション企業のコウェルとの更なる協業関係の強化に向けて、出資を行ったと発表した。

日本システム技術は、完全独立系のシステムインテグレータとして、業種、技術分野、資本系列等を問わず、広範な情報サービス事業と戦略的大学経営システム「GAKUEN」、医療ビッグデータICTサービス「JMICS」などの自社ブランドソリューションをコアに、シンガポール、タイ、中国などアジア圏でのビジネスも展開している。

一方、コウェルは、日本及びベトナムにおいてオフショア開発をコア事業とするグローバル・アウトソーシング事業を展開しており、インフラからアプリケーションまでカバーするフルスタック型サービスを提供している。日本法人のエンジニアが上流工程のコンサルティングとプロジェクトマネジメントを支援するハイブリッドスタイルにより、大手企業の中大規模プロジェクトの実績が豊富である。 近年IT業界では、ソフトウェア開発コストの上昇と優秀な人材の不足といった課題を解決する手段として、技術力が高く、単価が安いオフショア開発に注目が集まっている。
日本システム技術としても、案件の引合いは堅調な状況下、慢性的な要員不足及び外部委託コストの高騰による機会損失の防止が喫緊の課題となっており、今回のコウェルへの出資は同社との関係をより強固なものとし、日本のコンサルティング領域とベトナムの優秀なITエンジニアの需給体制の強化により、両社の事業拡大が更に促進できるものと判断している。

■ 出資の内容
日本システム技術はコウェルが新規発行する普通株式2,500株(発行済株式数の2.44%)を第三者割当増資により引き受けた。

■ 協業の内容
1.日本及びベトナムにおけるグローバル・アウトソーシングの拡大及び国内向け営業協業の強化
2.パッケージ商材の共同開発及び販売
3.特定領域におけるグローバルITエンジニアの採用・育成の強化(DeepLearning、xR、クラウドインテグレーション、ECなど)

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