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クラウドソーシングのランサーズ、ITフリーランス支援のパラフトを買収

クラウドソーシング大手のランサーズは、エンジニア・デザイナーを中心としたIT系フリーランスの複業・独立を支援する『PROsheet』を提供する、パラフトの発行済み全株式を取得・グループ会社化したと発表した。

◆グループ会社化の背景
①広義のフリーランス人材が増加
近年の日本において、単一の企業に雇用される働き方だけでなく、広義のフリーランスとして収入を得る人材が増加している。「フリーランス実態調査2017 」(ランサーズ調べ)では、労働力人口の17%にあたる1,122万人が“広義のフリーランス”であり、前年5%の増加傾向である。特にIT分野におけるフリーランス人口は増え続けている。
また米国での調査(『FREELANCING IN AMERICA:2017』より)結果を見ると、フリーランス人口は5,700万人と前年より4.2%増加。2027年にはフリーランス人口がノン・フリーランスの人口数を超えるという調査結果も発表されており、フリーランス人口の増加は、世界的な動向となっている。

②IT人材の不足・獲得難易度の上昇
企業側の需要をみると、2010年を過ぎた頃から急激にIT人材の不足が現れており、かつIT活用の高度化が進むと予想される今後は、より人材不足が顕著になると考えられる。同時に労働力人口の減少に伴い、IT人材の需要拡大に反して、人材獲得の難易度が高まることは避けられない。

③増加するIT系フリーランス人材と人材不足の解消
広義のフリーランスとして働くIT人材の増加、および企業におけるIT人材の不足・獲得難易度の上昇を鑑み、IT系フリーランスのマッチングサービスを強化する。フリーランスや複業人材が、自分のライフスタイルに合わせた働き方を実践することが、人材供給における課題解決の一手になると考えている。
ランサーズにおいては2017年10月より、プロフェッショナルタレントサービス『Lancers Top』の提供を開始し、オフライン・実名制によるタレント人材の活躍・活用へと支援領域を拡大している。今後、ますますの高まりが予想されるIT人材不足の解消、および増え続ける広義のフリーランスの活躍推進を目的に、今回、パラフトのグループ会社化合意に至った。

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