経営共創基盤100%子会社のみちのりホールディングスは、日立製作所【6501】子会社の日立電鉄交通サービスの全株式を譲り受け100%子会社とすると発表した。
日立電鉄交通サービスグループは、茨城県県北エリアを広範にカバーする乗合バス事業、貸切観光バス・旅行事業、自動車運行管理業、レンタカー事業、タクシー事業を営む、地域を代表する交通・観光事業会社。
みちのりホールディングスは今後、日立電鉄交通サービスグループとみちのりグループ各社(岩手県北バス、福島交通、会津バス、関東自動車、東野交通、茨城交通、湘南モノレール、みちのりトラベルジャパン)との広域連携を推進し、日立電鉄交通サービスグループの事業の更なる発展に真摯に取り組んでいく。
特に、茨城交通・東野交通・関東自動車・福島交通・会津バスグループと茨城県県央エリアから栃木県・福島県にかけて地続きとなることから、相互に密接な連携を図ることが、該当するエリアの交通ネットワークの機能向上や、インバウンド需要の取り込みによる観光誘客につながると考えている。
日立電鉄交通サービスグループの新たな経営体制は、株式の譲受が完了し、必要な機関決定を経た後に改めて発表されるが、日立電鉄交通サービスにおいては、館岡社長が退任し、みちのりホールディングス社長の松本が会長に、茨城交通の社長である任田正史が社長を兼務し、茨城交通の常務である遠藤隆光が常務を兼務する予定。なお任田・遠藤はともにのみちのりホールディングスのグループディレクターでもある。