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九州広域復興支援ファンド、不動産管理業務支援サービスのアクシスモーションに投資

地域経済活性化支援機構が、九州地方の地域金融機関等と共同で設立した「九州広域復興支援ファンド」は、不動産管理業務支援サービス提供のアクシスモーションに投資をしたと発表した。

アクシスモーションは、不動産管理会社から物件共用部の清掃や空室点検等のビルディングマネジメント業務に始まり、居室内写真素材の撮影並びにVR撮影などのリーシング業務を受託し、地域の主婦や兼業志向者、高齢者等就労意欲を持ちながら時間的制約等のある人材に対して就労機会を提供する事業を行っている。

アクシスモーションでは、『あらゆる“人材”が、好きな“とき”に、好きな“地域や場所” で、好きな“仕事”とつながれる社会をつくる』という「ギグ・ワーク(※)」の実現を目指している。従来は アウトソーシング出来なかった細切れの業務を、不動産管理会社から一括して受託したうえで小口化し、遊休労働力とマッチングすることで、人手不足を解消し、不動産管理会社の従業者をより高付加価値な業務に注力させる等、業務効率化を支援する。

今後の取組みとして、アクシスモーションでは、九州地域への新規展開及び進出済み地域(関東、中部、 近畿、中四国エリア)における業務拡大を計画。また登録者のデータベースを更に活用し、多種多様な産業へのサービス提供を開始しており、突発的なニーズに細かく対応が可能な業務支援サービスとして新しい人材インフラサービスを目指していく。 被災地である熊本県及び大分県を含めた九州地区における潜在的労働力の活用や、企業の更なる業務効率化への貢献が期待されている。

本ファンドでは、アクシスモーションの取り組みは被災地の経済復興と発展、九州地区の経済活性化に資するものと考え、本ファンドの取組み趣旨に合致することから、アクシスモーションの株式引き受けにより運転資金及び体制強化のための資金調達を支援する。今後も、本ファンドは震災からの復興に貢献するため、被災された九州地域の事業者及び同地域の復興に資する事業者に対する投資を行っていく。

※ギグ・ワーク:インターネットを通じて単発の仕事を受発注する就労の形態や就労者のこと。「ギグ・エコノミー」の派生語。「ギグ(GIG)」とは、「単発の仕事」を意味し、「単発のジャズライブ」から転用された用語。

【投資先の概要】
企業名 アクシスモーション株式会社
本社 東京都新宿区市谷本村町
代表取締役 田中祥司、馬場大輝
事業内容 不動産管理業務支援サービスの提供

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