防災設備大手の日本ドライケミカル【1909】は、韓国の金属鍛造製品(消火器容器、ナット)、金属熱処理、金型製造、輸出の始興金属(以下SHM社)の株式を取得し、子会社化すると発表した。
日本ドライケミカルは、総合防災企業として各種防災設備の設計・施工・保守点検、消火器及び消火設備、消防自動車、自動火災報知設備の製造・販売、防災用品の仕入・販売等、幅広く防災にかかわる事業を展開している。 日本ドライケミカルは、製品及びサービスの差別化を最も重要な成長戦略と掲げており、業務提携先企業とのアライアンス強化をはじめ積極的なM&Aも推進している。
SHM社は、1997年11月1日設立の韓国企業であり、主にアルミニウム製消火器用部材(容器および キャップ)を製造してきた。なかでも、アルミニウム製容器一体成型においては、極めて高い技術力を有している。日本ドライケミカルは、SHM社の子会社化を通じて、アルミニウム製消火器用部材を内製化することで、消火器製品群の さらなる拡充を図るとともに、品質の差別化、競争力を高めることで市場シェアを拡大し、企業価値の向上を目指していく。