ソフトバンクと、ビッグデータ、コグニティブ・コンピューティング、AIによる予測分析サービスを提供するFindability Sciences Inc.は、今後さらに成長が見込まれるAI分野の日本市場における戦略強化のため、両社の合弁会社であるFindability Sciencesを設立し、またこれに先立ち、2017年7月に、ソフトバンクがFindability Sciencesの第三者割当増資を引き受け、同社に約740万米ドル(約8億円 1米ドル=111.35円(2017年7月31日時点)で換算)を出資したと発表した。
Findability Sciencesは、ボストンに本社を、ムンバイにオペレーション・センターを構え、ビッグデータ、コグニティブ・コンピューティング、AIによる予測分析プラットフォームを提供する企業。
2010年より米国、欧州、インドにおいてサービスを提供しており、日本企業への導入実績を有する。
Findability Sciencesの主力サービスである「Findability Platform®」は、各種ビッグデータを基にした予測分析を行い、顧客の課題解決を図るプラットフォームサービス。独自の大容量構造データ解析技術とコグニティブ・コンピューティングを活用した非構造化データ解析技術、さらにFindability Sciencesの投資先である自動予測ソフトウエア開発企業Soft10 Inc.のAI搭載予測モデリングソフトウェア「Dr. Mo」の高精度な予測技術を用い、データ・インサイトや予測などの詳細な情報を顧客に提供する。
顧客は、これらの予測分析を基に、マーケティングやコスト・品質管理、人材マッチング、リスク管理などさまざまな場面で、事業に係わる意思決定を迅速かつ効果的に行うことができる。
ソフトバンクとFindability Sciencesは、日本以外のグローバル市場における事業展開での連携も視野に入れていき、また、Findability Sciencesでは、グローバル規模で成長し続けているAI分野の需要拡大に向けて、積極的な採用活動を行うことを検討している。