DTPサービス大手の日本創発グループ【7814】は、パネル加工のハル工房の株式を取得し子会社化すると発表した。
ハル工房は、平成9年の設立以来20年の長きに渡り、主にパネル加工及びイベントなどの展示パネル制作や大判プリント(サインディスプレイ)の製作および施工を専業としてきている。2020年の東京オリンピックに向けて、各種イベントや、ビル壁面などの大型サインの製作や、新製品発売・発表に合わせ直前に施工することができるハル工房へのニーズは今後とも増加が見込まれている。
一方、日本創発グループは、クリエイティブサービスを事業とし、顧客が創造性(クリエイティブ)を表現するために必要である多様なソリューションを提供するため、「クリエイティブをサポートする企業集団」として、幅広いビジネスを積極 的に展開、推進しており、汎用的な一般情報用紙への印刷にとどまらずに、特殊素材・立体物への印刷に加え、多岐にわたる「カタチあるモノ」、例えばノベルティ・フィギュア・3D プリンター造形など、またデジタルコンテンツなどのソリューションの提供を行っている。
ハル工房は、日本創発グループの子会社である東京リスマチックのパネル事業及びサイン事業のサービス開始から数年の間、パネル加工や大判プリント及び施工に関する様々な技術及びノウハウを教示していた経緯があり、関わりが深い会社である。 ハル工房が日本創発グループに加わることで、大判加工・施工体制を拡充することが可能となり、増加するサインディスプレイ需要に対して、プリントから施工までの納期短縮や様々な施工への対応力が一層強化されることになり、サイン事業におけるワンストップサービスの向上により、ハル工房および日本創発グループの企業価値の向上が図れるものと考え今回の買収に至った。