製粉、飼料設備で首位の明治機械【6334】は、農産物加工用機械、農業用機械器具の製造、販売、修理の柳原製粉機の発行済全株式を取得し、連結子会社化すると発表した。
柳原製粉機は、小麦製粉、そば製粉、米製粉を主体とした小型製粉機器を製造販売し、また、これに付随したプラント設備工事を行っており、従来からプラント設備工事にあたり明治機械とも協力関係を築いてきている。
明治機械は産業機械関連事業として、飼料業界、製粉業界の各社を中心に事業展開を行ってきているが、さらなる事業拡大を図るため、今後の需要が見込まれるそば製粉、米製粉業界の顧客獲得に向けた営業体制の確立及び新製品の開発が急務であり、明治機械の経営の重要課題であると認識しており、このような中で、現在、製粉業界で需要が増加しているそば製粉、米製粉等を主体とした小型製粉機器の製造販売を行っている柳原製粉機を連結子会社化することにより、同社が得意とするそば製粉、米製粉等の顧客獲得及び小型機器技術を応用した新製品開発が期待されることから、明治機械グループとのシナジー効果が見込まれ、業容の拡大とグループの企業価値向上に寄与すものと判断し、同社の発行済全株式を取得し、連結子会社化することとした。
なお、明治機械は今後の事業拡大及び企業価値向上に向けた経営施策の一環として、明治機械の事業拡大に関わる産業機械関連、電気設備関連、太陽光発電関連及び海外関連のM&A(企業の合併・買収)も進めていく方針。