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セコム、ベネッセからコールセンター事業を約265億円で買収

警備業首位のセコム【9735】は、ベネッセホールディングス【9783】および丸紅【8002】が保有するコールセンター事業を営むTMJの発行済普通株式の100%を取得すると発表した。
取得価格は、約265億円。

セコムは、「セコムグループ2030年ビジョン」を策定し、セコムと想いを共にするパートナーと、暮らしや社会に安心を提供する社会インフラである「あんしんプラットフォーム」構想の実現を目指している。セコムでは、このビジョンのもと、きめ細やかな切れ目のない安心を提供する施策の一つとしてセキュアなビジネスサポート業務の拡大方針を打ち出している。

一方、TMJは、ベネッセグループのインハウスコールセンターを母体として事業を開始し、現在はベネッセグループのみならず、金融業をはじめ、幅広い業界大手の企業に対して、コールセンター業務を含む、インハウスで培った高品質なアウトソーシング業務を提供している。

セコムは、これらTMJのもつ幅広い経験および蓄積されたノウハウ等を活用することにより、効率化された付加価値の高いサービスを開発・提供しながら、拡大する市場のニーズに幅広く対応することができるものと考えている。

今後は、互いの強みを活かしてさまざまな相乗効果を生み出すことで、双方の顧客に対して更なる高品質なサービスを提供していき、また、新たにグループ入りするTMJとともに、セコムグループビジョンで掲げる「あんしんプラットフォーム」構想の実現を通じて、社会とのつながりを強め、さまざまな社会課題を解決することで、社会と共に成長を続け、持続的な企業価値の向上を目指していく。

なお、TMJとベネッセグループとの現状の取引関係を維持することを目的として、TMJとベネッセコーポレーションとの間で業務提携契約を締結している。

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