電池や美容家電に強く、現在は、日立製作所が出資比率引き下げ持分法適用を外れている日立マクセル【6810】は、デジタル家電周辺機器の製造・販売を行っているアイ・オー・データ機器【6916】との資本業務提携及び第三者割当引受によるアイ・オー・データの株式取得を行うと発表した。
第三者割当引受による株式取得の取得価額は、総額799,940,000円。取得後の日立マクセルの持株比率は4.99%となる見込み。
日立マクセルは、経営ビジョンである「スマートライフをサポート 人のまわりにやすらぎと潤い」の実現に向け、エネルギー、産業用部材料、電器・コンシューマーの各事業セグメントにおいて多彩な製品を提供している。また「自動車」「住生活・インフラ」「健康・理美容」を成長3分野として成長戦略の柱に据え、独自のアナログコア技術とモノづくり力による高い競争力を有した製品により同分野における事業拡大を図っている。
一方、アイ・オー・データは、メモリーやストレージ、ネットワーク、マルチメディア機器、液晶ディスプレイといったパソコンやデジタル機器の周辺機器分野において高品質の製品やサービスを長年に亘り提供しており、IoTなどデジタルライフ関連市場の拡大とともに、今後も同市場を中心にさらなる発展が期待されている。
日立マクセルとアイ・オー・データは共通する事業分野と価値観を有しており、今回、両社が有する経営資源を相互に活用しつつ共同で新たな事業機会を創出していくことが両社の企業価値向上に繋がると判断し、業務提携を行うこととし、また、業務提携を円滑かつ確実に進めるため、併せて資本提携を実施することとした。