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三井化学と出光興産の合弁会社 千葉フェノール 特別清算開始決定 負債総額約49億円

三井化学と出光興産の合弁会社で石油化学系製品製造の千葉フェノールは8月14日、東京地裁より特別清算開始決定を受けた。代表清算人は、伊澤一雅氏。

千葉フェノールは、三井化学と出光興産の合弁会社で、フェノールやアセトンなどの石油化学系製品を製造していた。平成17年には市場拡大による需要増から生産能力を増強し、2008年3月期の売上高は428億3600万円をあげていた。

しかし、その後はフェノールの国内需要の減少に加え、景気低迷などの影響から売り上げが減少したが、需要が回復して生産能力の増強で2014年3月期には売上高が373億3298万円まで回復した。

そうしたなか、国内需要の減少やアジアでの設備新増設による供給過剰で輸出採算が悪化、稼働率が低下。親会社が事業構造改革を協議し2014年2月、フェノールプラントの停止決定を公表。以降は、清算処理を進め2017年6月30日、株主総会の決議により解散し、今回の措置となった。

東京商工リサーチによると、負債総額は49億582万円。

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