総合乗合保険代理業などを傘下に持つホロスホールディングス(以下「ホロスHD」)は、第一生命ホールディングス【8750】傘下の第一生命保険(以下「第一生命」)を引受先とする第三者割当増資、並びにトライハード・インベストメンツが運営するTKTH投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資を実施し、第一生命とは業務提携契約を締結したと発表した。
ホロスホールディングスは、約200名の将来設計士®※を擁する総合乗合保険代理業のホロスプランニング、保険事業者に特化したコンサルティングや顧客管理システムを提供するエルティヴィー、営業スキルやコミュニケーションスキルを中心に教育研修事業を行うHOLOS-BRAINSを傘下に事業展開をしている。
2016年5月の保険業法改正以降、大手企業による保険代理店の系列化や大型保険代理店による中小代理店の買収など、保険代理店業界は大きな変革期を迎えている。こうした中、ホロスHDはこの変革期をチャンスと捉え、戦略的な事業展開を加速させるため、第三者割当増資により資金調達を行うもの。
今回の資金は、将来設計士の積極的なリクルート資金、来店型店舗展開資金、フィンテックを見据えたIT投資資金、M&A資金など事業拡大による成長戦略への投資、業界再編に向けた準備に充てる。
一方第一生命は、複数の保険商品を比較して加入したいという顧客ニーズの変化を踏まえ、乗合代理店マーケットでの商品提供等を行っている。今回の業務提携締結により、人財交流による乗合代理店マーケットのノウハウ蓄積、ホロスホールディングスグループが有する教育研修ノウハウの活用、生命保険事業における協業などを行い、より一層の顧客志向の取組みを実現したい考え。
※ 将来設計士®とは、ホロスプランニングに所属する、お金・保険・健康・コミュニケーション・趣味など、あらゆる分野で「人生の達人」でありたいと思うファイナンシャルプランナーの総称で、ホロスプランニングの登録商標。